2011年03月01日

食の安全

 『食の安全』と話題になれば必ず“農薬”とかは悪者ですが、個人的には疑問を感じております。

 「食品に関する危険性」ってのを専門家が科学的に順位付けをすれば下記のようになるそうです。
 1.微生物による中毒  2.栄養上の問題  3.環境汚染
 4.自然毒による中毒  5.残留農薬     6.食品添加物
 統計的に調べましても、農薬などより“微生物”や“自然毒”の方が危険ですね。

 微生物の例を考えますと、“トウモロコシのカビ毒”などが有名です。無農薬のトウモロコシは、かなり虫害を受けます。その虫食いあとから黒カビなどで感染すれば、PCBレベルの猛毒&高い発ガン性物質って毒素を出します。しばらく前の“事故米”も、カビ毒でしたね。

 自然毒と言えばフグや青梅とか考えちゃいますが、実はかなりたくさん存在します。
 ジャガイモのソラニンとかは有名で、芽の部分が危険と家庭科で習います。発芽してなくても、皮の部分は含有量が多く、子供には危険です。小さくて未熟な物も多く含まれます。しかし、ジャガイモはそれだけではなく、ポテトフライにするとアクリルアミドと言う発癌性物質を生成します。うーん、世の中危険物質がいっぱいだ。
 また、世の野菜には“天然農薬”というシステムがあります。植物自身が病害虫を避けるため、生体防御物質を生成するわけです。「虫が食べるほどおいしい」とか言う人もいますが、その野菜はストレスを受けて毒素が増えてる可能性あるわけですね。通常の農薬の何倍も危険だそうで、気をつけなければ行けません。野菜の灰汁とかも、その野菜自身が摂食を防ぐために有する“有害物質”なんですね。ちなみに、カリフォルニア大学教授の『農薬物質の99.99%が植物由来の天然農薬であるという調査結果』も存在します。“食べ物”自体、異質な物を取り込む行為ですから、何らかの影響はあるでしょうね。

 上の例と比べますと、“残留農薬”の危険度はかなり低いと思います。現在は科学的調査も進み、規制も厳しくなっています。
 少なくとも、僕の知ってる農家の方や大学の人なんかは、農薬に関して真剣に考えて使用してました。そういった方々が作っている野菜ですから、安全であると信頼しております。


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